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やっぱりあった落とし穴

群馬県で購入した、海老や筍の炒め物を食べた3歳の
女の子が、O157感染症で亡くなるという悲しい事件が
起きた。


ご家族の気持ちを思うとやりきれない。


先月のポテトサラダから始まった今回の事件、未だに
感染源も感染ルートも解明されていない。


つい先日まで営業を停止していた惣菜店が、営業を
再開した直後でのこのニュースは、記憶から消えかけて
いた今回の事件が継続中であることを思い出せた。


ポテトサラダの素材を供給した会社、最終調理した惣菜店、
どこからも該当するO157が検出されず、原因も対策も、
責任の所在もはっきりしない中、思わぬ落とし穴があった。



それは「ルール無視」
今回の事件と直接の因果関係は不明だが、問題を起こす
業者には必ず落とし穴がある。


ルールに定められた、トング等の清掃を行っていなかった
ということだ。
2時間毎という設定が適切か否か分からない。
最初に5個付着していたO157は、人の体温に近い温度では、
2時間で80個まで増殖することを考えれば、2時間が殺菌
の限界時間とも言える。


しかし、実際は・・・
お客さんが手に取ったトングやスプーンの柄の部分は、無造作に
鉢の中に戻され、その後料理に直接触れていることがある。


料理は比較的短時間でお客さんの下へ行ってしまうのだろうが、
その後の保存状態は分からない。
17時30分ごろ惣菜に付着した菌が、18時ごろ購入され、
その後、20時過ぎに帰宅した人に食べられたら・・・
とっくに発症するための個数は越えている。


この事件で影響を受けた惣菜店や、バイキングを売り物に
している宿泊施設は、かなりの改善を迫られたことだと
思うし、改善していない店舗や施設は信用できない。


私たちが見えている世界では大したことない、見た目に変わらない、
殆ど同じものでも、ミクロの世界では大違いだ。
逆に、今も広がり続けている宇宙と言う視点で見ると、地球も火星
も殆ど同じかも知れない。


色々な原因不明の事件・事故が発生した場合、一見シロでも、
思わぬところに落とし穴があるものだ。
そして、それは例外なく表面化している。